所在地 | 伊那市・諏訪市 |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 中央道諏訪ICから約20分 茅野駅よりタクシーまたはバス20分 |
最高到達地点の標高 | 1650m(守屋山西峰山頂) |
参考になるWebページ | http://www8.shinmai.co.jp/yama/guide/00063.html(信濃毎日新聞信州山岳ガイド) http://www.webnagano.jp/moriyasan.htm(信州山遊びねっと) |
守屋山は、諏訪の南、南アルプスの最北端に位置する山です。標高は低いが、1年中、短時間で気軽に登れ、諏訪湖や3つのアルプスなど360度の眺望が楽しめる山として人気があります。
守屋山は、古くから、信仰の対象とされてきた山でもあります。有名な諏訪大社に本殿がないのは、この山自体をご神体として来たためと地元でも言う方がいますが、最近の研究ではそれは俗説で正しくないと言われていて、少々謎めいた山です。
ここで紹介しているのは昔からのオーソドックスな登山コースです。この他にも、少し南から登る、最近できた「立石コース」もあります。また、より短時間で登りたい人は、車でダートの道をキャンプ場まで登り、そこから歩くこともできます。
茅野駅から高遠行きJRバスで21分。「守屋登山口」下車
駐車場の左の道を登り始めます。車の通れる林道から左の登山道に入って登り、また林道と出会って突っ切ります。周りを見渡すと、カラマツが多いです。やがて、左側下に、林道が登山道と並行して走っています。そのまま歩くと、広いキャンプ場と「守屋山座禅草コース」の案内板のあるハイキングコースがあります。4月上旬なら座禅草の花が見られます。「守屋山登山口」と書かれたやたら大きな標識が立っています。
キャンプ場を上に向かって歩きます。ここからは車では来られない場所です。また美しいカラマツ林があり、澄んだ鳥の声が聞こえました。
途中、ブナの木や白樺林があり、新緑の頃は最高に美しいです。30分ほどで、1999年に地元の人が一人で作られた、少し南からの登山道「立石コース」と合流します。やがて徐々に勾配が急になり、最後は、鎖のついた急な岩場を登って10分ほど歩くと、東峰の山頂に着きます。
東峰の山頂からは360度の展望です。登った日は、あいにくの天気でしたが、晴れていれば、諏訪湖、霧ヶ峰はもちろん、3つのアルプス、八ヶ岳、美ヶ原が見えます。東峰は標高1631mで、そこから、鉄格子の中の小さな「守屋神社奥宮」の奥、林の中のフラットな道を20分ほど歩くと20m高い西峰に到着します。
西峰の山頂は芝生で、狭い岩場の東峰よりは広く、弁当を食べるにはちょうどいいです。ただし、山頂からの視界は、東峰には少し劣ります。
西峰からは元の道を滑らないように気をつけながら引き返します。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
国道152号を30分ほど進むと、桜や紅葉で有名な高遠城址公園に行けます。温泉は、高遠温泉か、戻って上原温泉や上諏訪温泉に入れます。
高遠さくらホテル
温泉の露天風呂につかれる「さくらホテル」は、桜のシーズンでなければあまり混雑せずのんびり過ごせます。
執筆者:松尾('08年5月17日登山)
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