所在地 | 木島平村 |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 上信越道信州中野ICより清水平林道経由約1時間または志賀高原経由約1時間20分 飯山駅よりタクシー50分 |
最高到達地点の標高 | 約1550m(北ドブ湿原) |
参考になるWebページ | https://kijimadaira.org/feature/3166(木島平村) |
カヤの平高原は、志賀高原と野沢温泉の中間に位置し、秘境と言われる秋山郷にも近い、手つかずの大自然が残る高原です。「日本一美しい」ブナの原生林に加え、高山植物の咲く湿原もあり、アップダウンがなく歩きやすいことから、森林セラピー基地にも認定されています。ブナ林は、映画「阿弥陀堂だより」でも使われました。キャンプ場とロッジもあります。
飯山駅から木島平村シャトル便(2015年の北陸新幹線開業時に運行開始)で木島平村観光交流センターに行き(約1時間)、高原シャトル便(夏・秋の土日祝等運行。予約制)に乗り換えて40分
または、飯山駅からタクシーで50分
キャンプ場の右側の道を歩き始めます。右側にロッジがあり、道が東コースと西コースに分岐します。東コースを行くと、右側が信州大学のブナ原生林教育園です。まっすぐ進むと少し登り道になり、すぐにブナの原生林になります。車などの騒音がまったくなく、聞こえるのはウグイスなどの声だけ。カヤの平のブナは、樹皮が白くて素晴らしく美しく、森全体が生きて鼓動をしているのを感じます。
入り口から30分ほど歩いた所で、西コースやいくつかの道の合流する、ベンチのある広場があります。標識に従いまっすぐ10分弱歩くと、右手前方に北ドブ湿原が見えて来ます。
北ドブ湿原はあまり広くはありませんが、夏にはいろいろな高山植物が咲きます。特に、年により7月中旬〜下旬の内のニッコウキスゲの満開時には、一面見事な黄色のじゅうたんになります。木道が一本付けられていて、そこを歩き、奥に休憩できるあずまやがあり、そこで引き返します。そこからさらに奥に歩いて左に曲がり、別の道を帰ることもできますが、40分ぐらいかかります。
合流地点の広場に戻ったら、標識に従って右に曲がると「大ブナ歩道」です。
大ブナ歩道には、その名の通り大きなブナの木が林立しています。だらだらと下ると、途中からダケカンバの林になり、さらに進むとまたブナの木の林になります。大ブナ歩道の入り口から40分ほど歩くと、車でアクセスする時の清水平林道に出ます。林道を横切ってから右側に少し歩くと、「ドブ平歩道」の入り口があります。
「ドブ平歩道」は入り口付近はあまり整備されていませんが、フラットで歩きやすい道です。清流の音を聞きながら歩くと、やがて、今度は白樺が多くなって来ます。ブナ・ダケカンバ・白樺の3種類の美しい林を見られるのが、カヤの平の特徴です。
やがて登り勾配になった後で分岐点があるので、右に曲がって「南ドブ新道」を歩きます。「南ドブ湿原」を左側に見ながら歩くことになります。5月ならミズバショウが咲いています。10分ほどで視界が開け、クマザサの草原の中の道を歩くと案内所と駐車場の裏手に出ます。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
執筆者:松尾
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