所在地 | 大町市 |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 長野道安曇野IC(旧豊科IC)から約40分または上信越道長野ICから経由約45分(どちらも「オリンピック道路」経由) 稲尾駅より徒歩45分 |
最高到達地点の標高 | 約830m |
参考になるWebページ | http://www.city.omachi.nagano.jp/kbn/00151009/00151009.html |
安曇野の北、木崎湖の東の丘陵地に居谷里湿原という湿原があります。幅130m、長さ1500mの規模の低層湿原ですが、湿原植物の宝庫で、県天然記念物にも指定されています。交通の便が良く、木道や遊歩道があり、アップダウンもなくて歩きやすい場所の割には、人が少なくて穴場です。特に、静かな湿原を森林浴と珍しい花を楽しみながらのんびり歩きたい人におすすめです。近年たまに観光バスからお客さんが来ることもあり、徐々に人が増えていますが、信州の湿原の中では、まだまだ訪れる人は少ないです。
居谷里湿原にはいろいろな花が咲き、3月下旬〜5月上旬のミズバショウ・座禅草・コブシの花やブナ・カラマツの芽吹き、6月のカキツバタなどが見所です。ただし、写真撮影などで湿原の中には入るのは貴重な植物の生育環境を傷めるので避けましょう。
稲尾駅から東に歩き、居谷里湿原の標識に従って右折。徒歩約30分
駐車場から横に標識と案内図があり、木道を歩き始めます。右手奥に鹿島槍ヶ岳が顔をのぞかせています。湿原を横切って突き当たりを左に折れると右手に木々が茂り、林づたいに歩くことになります。左手が湿原で、春ならミズバショウや座禅草がちらほら見え始めます。
湿原を左手に見ながら進みます。途中の分岐点は左に行きます。湿原をぐるっと周回する形で歩き、2/3周ほどの地点に、「湿原概念図」の案内板とベンチがある所に出ます。湿原の花々やコブシなどの木、その奥に見える鹿島槍ヶ岳の眺望を楽しみましょう。
その先で、湿原入り口の駐車場から直進した未舗装路と合流します。そこで道は二手に分かれますが、左下の「ハンノキの小道」を歩くのが良いでしょう。
このあたりも木々の中を行く森林浴コースとなります。春なら、写真のような、高山に生える落葉樹の松、カラマツや、ブナの芽吹きが見られます。少し進むと再び未舗装路と合流します。そこに「居谷里一番水」という湧き水が竹の筒から流れ出ています。喉を潤し、水筒やペットボトルに天然水を補給しましょう。ここからは未舗装路を歩いて駐車場まですぐです。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
この他にも、雪の大谷ウォークの立山黒部アルペンルートなど、大町山岳博物館〜鷹狩山のページ・針ノ木大雪渓のページをご参照ください。
執筆者:松尾
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