所在地 | 南佐久郡南牧村 |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 上信越道佐久ICまたは中央道須玉ICから車で約1時間 小海駅からバスで約40分 |
最高到達地点の標高 | 2150m(雲上の湯) |
参考になるWebページ | http://www.webnagano.jp/ioudakehon.htm |
本沢温泉は、通年営業している中では日本で最も標高が高いところにある温泉として有名です。周囲には八ヶ岳の原生林が広がり、ハイキングに最適です。
ここでは、本沢温泉を経由してしらびそ小屋まで往復するコースをご紹介します。しらびそ小屋は本沢温泉から約1時間、標高約2000メートルにあるミドリ池の岸辺に立つ山小屋です。このコースは、ほぼ整備された登山道を歩きますが、途中数ヶ所道の狭い斜面を通るので、履き慣れた登山靴が必要です。また、高山なので、急な天候変化にも対応できるよう準備してください。
小海駅前より小海町営バス稲子湯行き終点「稲子湯」下車。徒歩30分。
ゲートから本沢温泉までは、温泉宿の車が通ることのできるよう、幅が広く歩きやすい道になっています。登りはじめの10分ほど緩やかな傾斜を登ると、あとは尾根沿いになだらかな登りが続きます。周囲に拡がる森や谷間の風景を眺めながらゆっくり歩いて、1時間ほどで本沢温泉に到着します。
本沢温泉から来た道を少し戻ると、左手に分かれる登り道があるので、その道に入ります。少し急な傾斜の階段ですが、15分ほど登れば尾根を越えて、下り道になります。
下りになって10分ほど進んだところ、がけ沿いに下るところは足場が悪く滑りやすいので注意してください。そこを除けば、あとは森林浴を楽しみながら、ゆったり歩くことができます。
途中の湿原地帯からは、天候が良ければ硫黄岳を望むこともできます。
中山峠から下りてくる道と合流して10分ほど歩けば、目的地のしらびそ小屋に到着です。
しらびそ小屋は静かな山小屋で、リスや野鳥に餌づけしており、小屋の窓から間近に見ることができます。
帰りは来た道を戻ります。バスで来た人は、しらびそ小屋からまっすぐ稲子湯に下りるとよいでしょう(1時間半)。
体力に自信のある人は、本沢温泉から夏沢峠まで往復するのもよいでしょう。夏沢峠は八ヶ岳連峰で最も標高の高い峠です(2,440m)。昔は諏訪と佐久を結ぶ重要な交通の要所でしたが、今は八ヶ岳登山の基地として親しまれています。
本沢温泉からは、カラマツに囲まれた急な傾斜を登っていきます。1時間ほどで夏沢峠に到着します。
夏沢峠にはヒュッテ夏沢、やまびこ荘の2軒の山小屋があります。夏沢峠から更に1時間登れば硫黄岳ですが、こちらは本格的な登山装備が必要でしょう。
夏沢峠からは来た道を戻ります。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
夏沢峠から1時間ほど西に下ると夏沢鉱泉があります。
執筆者:高木
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