所在地 | 小谷村 |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 長野道安曇野IC(旧豊科IC)から約2時間または上信越道長野ICから約1時間半 南小谷駅からバスで約45分+徒歩50分 |
最高到達地点の標高 | 1963m |
参考になるWebページ | http://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/tozan/amakaz/ |
現地付近のライブカメラ | http://www.vill.otari.nagano.jp/live_cam/livecamera.html(小谷村) |
雨飾山は、白馬村の北、長野県と新潟県の県境にある山で、日本百名山に選ばれています。その特徴的な名前に惹かれる人もいて、人気が高い山です。名前の通り、実際雨やガスが多いですが、そうでなければ眺望は素晴らしく、特に、山頂についたら日本海を望むことができるのも感動的です。ブナの木が多く、7月の新緑の時期や、10月の紅葉が写真のように素晴らしいです。
標高が低い割には険しく、岩場の急斜面もあり、また、雪の多い場所で、6〜7月まで雪が残るので十分な装備と注意が必要です。登山道には、400m毎、11箇所に「1/11」などと書かれた標識があるので、それを目標に登れます。
雨飾山の長野県側には山小屋もトイレもないので、トイレが近い方は携帯トイレを持参してください。携帯トイレはキャンプ場でも入手でき、登山口近くに回収BOXがあります。
南小谷駅から小谷村営バスで終点「雨飾荘」下車、そのまま登山口まで約50分車道を歩く
トイレをすませてから駐車場と小屋の奥の登山口から歩きます。最初に下りがあり、そこからしばらくは平たんな木道のハイキングコースです。清らかな小川が流れていて、ところどころ橋がかかっていて小川を渡ります。1ヶ所、小さな滝もあります。やがて「2/11」の標識があり、そこから登りになります。
だんだんブナの木が多くなります。ジグザグに登ると、「ブナ平」という標識のある広い場所があります。
ブナ平は、美しいブナの巨木に囲まれていて、休憩に最適です。この当たりのブナも、鍋倉山のように、豪雪で幹が地面と平行に生えている木があります。ブナの根が露出して歩きにくい道をひたすら登ります。30分ほどで道が平坦になり、ようやく視界が開け、右手に巨大な谷が見えます。荒菅沢です。
荒菅沢の左上には白い巨大な岩が見え、雨飾山が、高度の割にはスケールの大きい山であることを実感します。登山道はいったん下り、荒菅沢を越えて進みますが、美しく澄んだ沢は、休憩に最適な場所で、岩に腰を下ろしてお弁当を食べる人もたくさん見かけます。
沢を渡るとまた登りが始まります。ブナの木は減り、傾斜がきつくなります。特に、標識の7/11〜9/11が、ロープの付いた狭い岩場の急な登りが多く、体力的にも厳しい所です。最後にハシゴを登って少し行くとクマザサの茂る平坦なコースで、夏はお花畑になります。楽な道ですが頂上まではまだ時間がかかります。
新潟県の雨飾温泉側の登山道への分岐を過ぎ、最後に100mほど急坂を登ると雨飾山山頂です!
山頂付近からは、視界が良ければ、糸魚川市の町並みの向こうに日本海が見えて感動的です。ピークが2つあり、左側が山頂です。
帰りは元の道をたどりますが、急斜面を下ることになり、滑って足をくじくなどの事故が時々起きています。十分注意して下りて下さい。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
アクセス途中に、素晴らしい露天風呂のある小谷温泉があります。
また、キャンプ上の方に右折する所でまっすぐ進むと、遊歩道のある紅葉スポットの鎌池があります。
その他、栂池自然園のページをご覧ください。
執筆者:松尾('07年10月21日登山)
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